「成約率が高いスタッフ」を評価すると、
優秀な人から辞めていく

紹介を生むスタッフは、CPA0円で新規を連れてくる。
それなのに業界の評価表は、その貢献を1ミリも見ていない。

いきなりですが、聞かせてください。

あなたの院で、一番優秀なスタッフって誰ですか?

「初診の成約率が一番高い人」
「単価を一番取る人」
こう答えた院長、ちょっと待ってください。

その評価軸、もう古いです。
というか、そのまま放置すると、本当に優秀なスタッフから順番に辞めていきます。

これ、先日の平森塾9期1回目で塾生にも話したテーマなんですが、
「紹介を生むスタッフ」こっちのほうが何倍も優秀です。

紹介はCPA0円という事実

理由はシンプルで、紹介ってCPAが0円だからです。

今、新規1人を取るのに1〜3万円かけて集客している院は珍しくありません。 でも紹介の新規って、その費用が丸ごとゼロなんです。

紹介経由
既存患者からの紹介
0
広告費が丸ごと浮く
しかも平均LTVが高い

浮いたお金が「循環」を生む

CPAが0円だから、本来広告に消えるはずのお金を、お客さんの管理に全部回せます。

ホームケア商品を充実させてもいい。
検査の精度を上げてもいい。
スタッフ教育に投資してもいい。
結果、来てくれているお客さんの満足度がさらに上がる。

紹介サイクル
01
紹介でCPAゼロ
02
浮いた予算を
患者管理に投資
03
満足度がさらに
上がる
04
また紹介が
生まれる

回り始めると、このループは止まらない。

僕自身、今ほとんど新規は見ていません。
でも先月と今月で、5人くらい僕だけで新規を呼んでいます。
全部、紹介です。

広告費ゼロで、平均LTVの高い患者さんが勝手に流れてくる。
これは、お客さんとの関わりの中で「土壌」が育っているからです。

成約率と紹介力は、別の能力

ここで本当に大事なことを言います。

成約率が高いスタッフと、紹介を生むスタッフ。
これは別の能力です。

もちろん、技術がめちゃくちゃ突出していて「初回の先生がよかったから」で紹介を呼べる人もいる。 そういう先生は別格で評価していい。

でも、ここで伝えたいのはそっちの話じゃありません。
技術が突出していなくても、お客さんと深く関わって紹介を生めるスタッフがいる。
こっちのスタッフのほうが、平均LTVは明らかに高くなります。

なのに業界の評価表は、これを見ていない

多くの院では、評価表が「初診の成約率」と「施術人数」で組まれています。

よくある評価表

売上に直結するKPIだけ

  • 初診の成約率
  • 1日の施術人数
  • 単価・物販売上

紹介を生む貢献は1ミリも見えない。

これからの評価表

関係性の貢献も見る

  • 初診の成約率
  • 1日の施術人数
  • そのスタッフ経由で生まれた紹介数

「紹介列」を1つ足すだけで、優先順位がガラッと変わる。

今の評価表のままだと、紹介を生むスタッフはずっと評価されないまま。
ひどい時には「あの人、なんで売上に直結しないの?」と詰められたりします。

そして、辞めていく。

その人が辞めた瞬間、紹介の流れが止まる

止まった分を埋めるために、また広告費を払い続けることになります。

月3万円 × 10人
月30万円
それが毎月、ずっと続く

CPA0円で平均LTVの高い患者を連れてきてくれる人材を失う。
院にとって、これ以上デカい損失はありません。

評価表に「紹介列」を1つ足してください

やることは、めちゃくちゃシンプルです。

今日中にやってほしいこと

評価表を開いて、項目を1つ足すだけ。

  • 「何人初診を取ったか」だけじゃなく、「そのスタッフ経由で何人の紹介が生まれたか」を評価項目に入れる
  • 紹介を生むスタッフを、月次のフィードバックで明確に称賛する
  • 「お客さんと深く関わる」ことに、ちゃんと意味があると全員に共有する

これだけで、院の中の優先順位がガラッと変わります。
スタッフ自身も、お客さんと深く関わることに意味があると腹落ちします。

広告に頼り続ける限り、不安は消えない

経営って、広告に頼り続ける限り、不安が消えないんです。
新規が止まれば売上が止まる。
だからCPAを払い続けるしかない。

この構造から抜け出すには、紹介で回る院を作るしかない。
そのために一番大事なのは、紹介を生む人材をちゃんと評価して、ちゃんと残すことです。

明日に回すと、また1日、
優秀な人材が評価されないまま過ぎていく

評価表を開くのに、必要なのは10分だけです。

平森勇喜

平森 勇喜

治療院経営コンサルタント。「仕組み化」で新規依存から脱却する経営を支援。500院以上の経営支援実績。

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