検査を「初回だけ」にした院から、
紹介が消える理由

初診で丁寧に検査して、痛みが引いたら終わり。
その運用が、紹介エンジンの燃料を切らしています。

いきなりですが、あなたの院の検査って、初診のときだけになっていませんか。
もしそうなら、この記事を最後まで読んでください。検査を初回で終わらせている限り、あなたの院から紹介は生まれません。

紹介は「お願い」では起きない。
患者さんの健康偏差値が上がったときに、
現象として起きる。

なんで検査の話が紹介の話になるのか。
一見、関係なさそうですよね。でも、紹介が起きる院と起きない院の差は、ほぼここで決まっています。

紹介が止まる、本当の理由

理由はシンプルで、患者さんが自分の体のことを「分かっていない」からです。

初診でめちゃくちゃ丁寧に検査して、体の状態を説明する。その場では「へぇ〜!」となります。
でも、人間は1回聞いただけのことを、1週間でほぼ忘れます。痛みが引いたら、体のことなんて頭から消えます。

つまり、1回の検査だけだと、患者さんの健康偏差値は、ほとんど上がっていない。
健康偏差値とは、患者さん自身が自分の体を読み取れる力のこと。これは、1回の説明では上がりません。

健康偏差値は「繰り返し」で上がる

定期的に体を評価して、数字で見せて、前回と比べて伝える。
この繰り返しで、はじめて患者さんの中に「体を診る目」が育っていきます。

うちの院では、3つの検査を定期的に回しています。これを「定期評価」と呼んでいます。

CHECK 01
体感型検査

自分の体の状態を「体で感じて」もらう

CHECK 02
身体組成検査

体の中身を「数字」にして見せる

CHECK 03
自律神経検査

内面の状態を「目に見える形」にする

再検査では、ここに遺伝子検査も足していく。

これを回し続けると、患者さんが自分の体を「読めるように」なってきます。

「あ、最近、睡眠スコア落ちてるな」
「自律神経、また乱れてきたかも」

こんなふうに、自分で自分の体を評価できるようになる。これが、健康偏差値が上がるということです。

定期評価が、患者さんを「評価者」に変える

ここからが、今日の核心です。
体を診る目が育った患者さんは、家族や友達を見て、こう思うようになります。

お父さん、最近すごい猫背だな。
あれ、絶対よくないやつだ。

「友達がずっと頭痛い頭痛い言ってるけど、あれ放っといたらまずいんじゃない?」
今までならスルーしていた光景に、気づける目ができるんです。

で、気づいたら、こうなる。

あんた、一回あの先生のとこ、
行ってきなよ。

紹介が「現象」として起きる流れ
01
定期評価で
体を診て伝える
02
健康偏差値が上がり
「診る目」が育つ
03
家族・友人の
不調に気づく
04
「行ってきなよ」
が生まれる

お願いしなくても、紹介が勝手に湧き始める。

「お願いする紹介」と「勝手に起きる紹介」

ここ、順番を間違えないでください。
紹介カードを配る、紹介キャンペーンをやる。これは全部「お願いする紹介」です。一瞬は動いても、続きません。

お願いする紹介

患者さんを「営業マン」にする

紹介カード、紹介キャンペーン。お願いベースで動かそうとする。一瞬は動くが、続かない。患者さんも気が重い。

勝手に起きる紹介

患者さんを「評価できる人」に育てる

定期評価で健康偏差値を上げ、体を診る目を移植する。すると、周りの不調に気づいて自然に声をかけてくれる。現象として起き続ける。

患者さんを、営業マンにするんじゃない。

評価できる人に育てる

そのための燃料が、定期評価。
体を診る目さえ移植できれば、紹介はお願いしなくても「現象」として起き続けます。

定期評価は、紹介だけじゃなく「継続」も生む

しかも、定期評価をやると、患者さんの継続期間も伸びます。

15ヶ月

僕の院の、患者さん平均継続期間

理由はシンプルで、定期的に体を評価されると、患者さんの中で「ここに来たら、ちゃんと健康行動とろう」というスイッチが入り続けるからです。
通い続ける理由にもなって、紹介の燃料にもなる。定期評価って、それくらいデカいんです。

今週、院でやってほしいこと

定期評価を、紹介エンジンに変える3つの動き

  • 今いる患者さんの中で「最近検査してないな」という人を1人思い浮かべる
  • その人に、もう一度、体を診せてもらう(再検査を提案する)
  • 前回の数字と比べて伝え、「自分で体を読める」感覚を持って帰ってもらう

1個ずつは、当たり前の動きです。
でも、定期評価として回し続けると、患者さんが評価者に変わり、紹介が勝手に湧く構造になります。

検査は、初回で終わらせるな。
定期的に体を診て、伝え続けろ。

それが、患者さんの健康偏差値を上げて、
紹介を勝手に起こすエンジンになります。

平森勇喜

平森 勇喜

治療院経営コンサルタント。「仕組み化」で新規依存から脱却する経営を支援。500院以上の経営支援実績。

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